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学園関係者との面会 認める

学園の関係者らとの面会をめぐっては、先月、愛媛県の担当者が3年前に、学園の関係者らと総理大臣官邸を訪問した際の柳瀬氏とのやり取りを記したとする文書が明らかになる一方、柳瀬氏はこれまで、国会答弁やコメントで、「記憶の限り」と断ったうえで、「愛媛県今治市の方に会ったことはない」としていました。

これについて、柳瀬氏は、文書のとおり、3年前に学園の関係者と面会したことを認めたうえで、愛媛県今治市の関係者が同席していたかもしれないという認識を示しました。

さらに、総理大臣官邸で学園関係者と面会したのは、合わせて3回だったことを明らかにしたほか、この間の面会相手には、加計学園獣医学部の学部長に就任した吉川泰弘氏が含まれると説明しました。

加計学園案件を「首相案件」と言っていない

また、愛媛県が作成した文書に、柳瀬氏が「首相案件だ」と発言したと記されていたことをめぐって、先に柳瀬氏は、「私が外部の方に対して、この案件が首相案件になっているといった具体的な話をすることはありえません」というコメントを出していました。

これについて、柳瀬氏は、安倍総理大臣が公式な場で獣医学部新設を含む規制緩和の検討に言及したことを紹介した可能性はあるとする一方、加計学園の案件を「首相案件」とは言っていないと否定しました。

加計学園を特別扱いしたことない

そして、文書に、愛媛県の担当者らが獣医学部新設に向けたアドバイスを受けたなどと記されていたことについて、柳瀬氏は、公開されている制度や基準などを丁寧に説明したとしたうえで、「加計学園を特別扱いしたことはない」と述べ、「加計学園ありき」とする野党側の指摘を否定しました。

総理に報告したことも指示受けたこともない

さらに、安倍総理大臣の関与をめぐって、柳瀬氏は、みずからが加計学園獣医学部新設の計画を認識したのは、3年前の2月から3月ごろに、学園関係者と面会した時だとする一方、この件について、安倍総理大臣に報告したことも、指示を受けたこともないと否定しました。

加計学園獣医学部新設をめぐり、柳瀬唯夫・元総理大臣秘書官は、国会の参考人質疑で、3年前(平成27年)の4月に総理大臣官邸で、学園側の関係者と面会したことを認めたうえで、愛媛県今治市の関係者が同席したかもしれないという認識を示しました。
また面会の際に「この件は首相案件だ」と発言したかどうかについて、「今治市の案件が首相案件とは言っていない」と否定しました。さらに、面会などを安倍総理大臣に報告しておらず、学園を特別扱いしたこともないと強調しました。

加計学園獣医学部新設をめぐり、10日午前、衆議院予算委員会では、柳瀬唯夫元総理大臣秘書官と、政府の国家戦略特区諮問会議ワーキンググループの八田達夫座長を、参考人として招致し、質疑が行われました。

この中で、愛媛県の担当者が3年前に、総理大臣官邸を訪問した際のやり取りを記したとする文書に関連して、自民党後藤茂之氏は、「平成27年4月2日に、愛媛県今治市、それに加計学園関係者と会っていないのか」と質問しました。

これに対し、柳瀬氏は、「4月ごろに加計学園関係者と面会した。面会の記録は残っていないが、その後の一連の報道や関係省庁による調査結果をみると、10人近くの随行者の中に愛媛県今治市関係者たちがいたのかもしれない。ただ、私が保存している名刺の中に今治市愛媛県の方の名刺はなかった」と述べました。

そして、面会した学園関係者の中には、新設された獣医学部の学部長に就任した吉川泰弘氏がいたとしたうえで、政府側からも、文部科学省農林水産省から出向していた内閣参事官が同席したと説明しました。

そのうえで、学園関係者との面会の際に、「この件は首相案件だ」と発言したかどうかについて、柳瀬氏は「安倍総理大臣が『獣医学部新設を早急に検討している』と述べていることは紹介したが、今治市の個別案件が首相案件とは言っていない」と否定しました。さらに、柳瀬氏は「私はふだん、『首相』という言葉は使わない。文書に記載された内容には違和感がある」と述べました。

また、柳瀬氏は、学園の関係者と総理大臣官邸で面会したのは、文書に記載された3年前の4月のほか、同じ3年前の2月から3月ごろと、6月に今治市などが国家戦略特区に提案した前後の合わせて3回だとしたほか、山梨県にある安倍総理大臣の別荘に秘書官として同行した際に、学園の加計理事長や事務局の関係者と面会したことがあると説明しました。

そして、学園が獣医学部新設を目指していることを初めて認識したのは、3年前の2月から3月ごろに面会した際だと述べました。

一方、柳瀬氏は、安倍総理大臣の関与をめぐって、「この件について、安倍総理大臣に報告したことも、指示を受けたこともない。加計理事長と友人関係だろうということは認識していたが、特別扱いをしたことはない」と述べました。

また、柳瀬氏は、政務担当の今井総理大臣秘書官からも指示を受けたことはないとしたうえで、去年、みずからが国会に出席する前に問い合わせを受けた際に、3年前の4月に学園関係者と面会したと説明していたことを明らかにしました。

さらに、柳瀬氏は、国家戦略特区に提案した事業者と面会したのは、申し出があった加計学園の関係者だけだったとする一方、みずからの対応について、「国家戦略特区の事務局から特区制度の現状についてレクを受ける機会などはあったが、個別の自治体や事業者について、各省に何か指示をしたり、お願いをしたりしたことはない。私から内閣府に連絡した記憶はないし、各省との間でも本件をやり取りした覚えはない」と述べました。

そして、「私が、総理大臣秘書官を離れたあとも獣医学部新設の制度設計の検討が1年以上も続き、事業者の選定はさらに先に始まったと聞いている。私が具体的な事業者の選定に関与する余地は全くなかった」と述べ、みずからの関与を否定しました。

立憲民主党の長妻代表代行は「加計学園獣医学部新設の計画について、安倍総理大臣は、去年の1月20日に初めて知ったと述べているが、柳瀬氏は相当前から知っていたことになり、2年近くの空白がある。総理大臣と秘書官は一心同体なはずだが、一切報告しなかったのか」とただしました。

これに対し、柳瀬氏は「安倍総理大臣に対して、『こういう市町村の人と会った』といちいち報告をしたことはない。私は、3年前の平成27年8月に秘書官を退官しているので、その後、安倍総理大臣がどう認識していたかはわからない」と述べました。

また、学園との面会の際に国家戦略特区への提案をアドバイスしたかについて、「当時は、安倍政権ができて看板政策として国家戦略特区制度がスタートした直後だったので、アドバイスと呼ぶかどうかは別として、看板政策なのでと説明はした」と述べました。

一方、政府の国家戦略特区諮問会議ワーキンググループの八田達夫座長は、「安倍総理大臣からも総理大臣秘書官からも何ら働きかけを受けたことはない」と述べ、新設のプロセスは適正だったという認識を改めて示しました。

加計学園獣医学部新設をめぐり、柳瀬唯夫元総理大臣秘書官は、午後の参考人質疑で、国家戦略特区の諮問会議で、学部新設が決まるまでの手続きは公正だったと強調し、「加計学園ありき」との指摘を否定しました。

加計学園獣医学部新設をめぐり、午前の衆議院に続き、午後、参議院予算委員会が開かれ、柳瀬唯夫・元総理大臣秘書官と、愛媛県の加戸守行・前知事を参考人として招致し、質疑が行われました。

この中で、自民党塚田一郎氏は「加計学園の方と平成27年4月2日に加計学園と面会した際に、愛媛県今治市の方が同席していた可能性があると認識しなかったのか」と質問しました。これに対し柳瀬氏は、「10人近くが来て、そこにいたかどうか分からなかったので、国会では『今治市の方が来たかどうかは記憶にない』と答弁していた」と述べました。

また、柳瀬氏は、今まで学園関係者との面会を明らかにしなかったことについて、「質問があったことに一つ一つ答えた結果、全体像が見えなくなって混乱を招き、国会審議に迷惑をかけた」と釈明しました。

さらに、「今治市などの関係者と面会していないと強弁してきたのは安倍総理大臣を守るためだったのではないか」と指摘されたのに対し、柳瀬氏は、「全く違う」と否定しました。

また、柳瀬氏は、安倍総理大臣と一緒に加計理事長ら学園の関係者と面会したのは、記憶の限りでは、平成25年5月に山梨県にある安倍総理大臣の別荘で会った1回だけだとしたうえで、「安倍総理大臣と学園関係者が一緒にいるときに、獣医学部新設の話が出たことはない」と述べました。

さらに、柳瀬氏は、面会で「この件は首相案件だ」と発言したのかどうかについて、安倍総理大臣が公式な場で「獣医学部新設を含む規制緩和を早急に検討したい」という趣旨の発言をしたと紹介した可能性はあるとしたうえで、「それを向こう側がどう受け止めたかはわからない。愛媛県のメモを拝見したが、私の理解している趣旨とは違う印象だ」と述べました。

国民民主党川合孝典氏は、愛媛県が作成した文書をめぐり、「国家戦略特区の申請について、具体的にどうやればいいのか優しく事細かにアドバイスしており、『加計学園ありき』と言われる理由になっている」とただしました。これに対し、柳瀬氏は、「公開されている特区の指定基準では自治体の熱意が条件になっているので、それを説明した。地方の人は、国の手続きをするときにどこに行ったらいいかよく分からないと思うので、できるだけ丁寧に説明するように心がけている」と述べました。

さらに、柳瀬氏は、「加計学園ありきだったのではないか」と重ねて追及されたのに対し、「今治市はそうだったのかもしれないが、国家戦略特区は公正な手続きで決まった」と述べ、獣医学部新設が決まるまでの手続きは公正だったと強調し否定したほか、学園の関係者と総理大臣官邸で面会した際、学園側から、安倍総理大臣と加計理事長の関係についての話はなかったと説明しました。

また、柳瀬氏は、午前の質疑で、総理大臣官邸で面会した関係者の中には、新設された獣医学部の学部長に就任した吉川泰弘氏がいたと説明したことに関連し、時期は、3年前の2月から3月か4月だったのかは定かではないと述べました。

一方、愛媛県の加戸前知事は、愛媛県作成の文書に記された「首相案件」などの文言について、「アバウトな流れ、雰囲気は伝えているが、一言一句正確であるということはないと思う」と述べました。

また、加戸氏は、先月行われた、加計学園獣医学部の入学式で、「魔法の発言で岩盤規制を突破して認められた」と述べたことについて、「11年前からはね返されてきた獣医学部新設という頑強な砦がやっと崩れたという思いで言った。道が開いたという意味で申し上げた」と述べました。

http://d.hatena.ne.jp/d1021/20180510#1525948681